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2023.01.17 11:00 category:Antique家具

アンティーク家具工房から小ばなし~vol.4

アンティークの家具や雑貨をあつかう工房で
話題となっている、さまざまなことに対して
ちょっとだけお話します。

「職人のワザ」

ダブルデイでお馴染みのアンティーク家具ブランド
G-Plan(ジープラン)とERCOL(アーコール)。

どちらも英国の家具ブランドで
日本国内はもちろん世界中で人気があり、
近頃はお隣の中国でも注目され
人気に拍車がかかっているようです。

そんな両ブランドの家具ですが、
随所に職人の職人たるワザが
散りばめられているのをご存じでしょうか。

数ある職人ワザの中から
今回はいくつかご紹介いたします。

まずはG-Planのダイニングチェア。

チェアの座面を支えるパーツと
後脚パーツの接合部に
こんな〇を見たことはないでしょうか?

これは人が座った時に
荷重がとてもかかる箇所なため
接着剤で圧着したあとに
補強としてビスや木ダボが入れられています。

この補強があることによって接合がより強くなり
外れにくくなっています。

また、目立ちにくい箇所に脚と同じような色味で
着色されているところが職人ワザですね。

つぎにERCOLのいろいろな家具たち。

ERCOLの家具には
ありとあらゆる職人ワザがほどこされており、
特に曲げ木の技法はすばらしいとしか表現できません。

ふとERCOLの家具にふれた時、
ながめてみた時に、
これらにお気づきになったでしょうか。

これも伝統的な技法のひとつ、楔(くさび)。
釘やネジを使わないかわりに、
この技法によって美しく、強く
木材同士を接合することができます。

日本でも古い建物や神社、お寺などでも
このワザは使われています。

穴の開いたパーツに
接合するために作られた突起、ほぞ。

そのほぞに切れ込みをいれ、
▽の木材を差し込んで
ほぞ先を広げて接合するといった
とても原始的な技法。

ただし、接合部分には楔だけでなく
ちゃんと接着剤も合わせて使っているので
ご安心を。

それではまた次回。


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