2023.05.23 11:00 category:Antique バイヤー裏話 家具
アンティーク家具工房から小ばなし~vol.7
アンティークの家具や雑貨をあつかう工房で
話題となっているさまざまなことに対して
ちょっとだけお話します。
「椅子の張り替え」
ダブルデイでご購入いただく
アンティークのチェア(椅子)。
お好みの生地に張り替えできることは
ご存知でしょうか?
・・・有料(要お見積り)ですが。
そこで、ダブルデイで絶大な人気の
アンティーク家具ブランド「G-PLAN」
フレスコシリーズのダイニングチェア(丸型)を
例にしてみてみましょう。

コンテナにギュウギュウに積み込まれ、
海をわたり、遠路はるばる
日本に到着したときはこのように
さまざまな生地に張り込まれて
やってくるのですが、、、
そのままの生地感を活かしたいのですが、
破れていたり、中材(クッション材)の状態がさまざま。
それじゃあ、いっそのこと
購入する際に張り生地も選んで
オンリーワンのチェアにしてみてはいかがでしょう。
フレスコシリーズのダイニングチェア(丸型)の場合は、
背もたれと座面を張り替えることになります。
座面生地を張り替える場合、中のクッション材も
新しくなりますのでご安心を。

選べる生地は、合皮であれば
SINCOL(シンコール)社のプレザントシリーズを。

ファブリック(布地)であれば、
Ribaco(リバコ)社を中心にご紹介しています。


これが実際に張り替わったチェア。

左が張り替わる前、右が張り替わった後。


違いは歴然で、ダブルデイで張り替えると
背もたれの淵処理が鋲(ビョウ)に変わるのが
なによりのポイント。
そして、クッション中材にもハリがでているのが
おわかりでしょうか。
なお、ダブルデイでお買い上げいただいた
アンティークチェアであれば、
何年経っていようが張り替え可能です!!!
・・・有料(要お見積り)ですが。



同じG-PLANのチェアでも
無名ブランドのチェアでも
唯一無二のあなたチェアに
大変身させてみてはいかがでしょう。
・・・お渡しまでに少々お時間いただきます。
それではまた次回。
2023.05.16 11:00 category:キッチン バイヤー裏話
季節を彩る硝子工芸品「津軽びいどろ」
初夏のような陽気になると、
グラスやガラスのお皿の出番ですね。
これからの季節におすすめの硝子
“津軽びいどろ”をご紹介します。

「津軽びいどろ」は、青森県の伝統工芸品。
元々は、漁業用の硝子の浮き球を作っていた
「北洋硝子」が、その技術を活かして、
グラスや花器など日々の暮らしを
豊かにするアイテムを作っています。
「びいどろ」とは、
ポルトガル語で「ガラス」を意味します。
特徴は、何と言ってもそのカラフルな色!
日本の四季折々の
多彩な色が表現されています。
ちなみに、こちらの黄色は「向日葵」、
ブルーは「紫陽花」のイメージです。

50年前から独自で開発している
130色もの色ガラスを使い、
カラフルで綺麗なガラスができています。

「スピン成形」という型を用いた成形方法です。
津軽びいどろの手造り硝子といえばの
「宙吹き」ではありませんが、
職人さんの熟練した技術が
必要なことには変わりはありません。
また、型なので生産数量が
「宙吹き」よりは多くできるので、
日常使い品として買いやすい価格になっています。

もともと人気で生産が
追いついていなかったそうですが、
この何年かはコロナ禍で、
さらに生産が追いつかない事態に。
硝子の工場は硝子炉を
稼働させ続けないといけないそうで、
スタッフの方が絶対に
コロナに感染しないよう、
出勤人数を調整したり、
とても大変だったとのこと。
こちらは、「あおもりの海 盃セット」。
4つの異なる青色の盃のセットです。
それぞれ、青森を取り囲む
「日本海」「津軽海峡」「太平洋」「陸奥湾」の
色が表現されています。

綺麗な海を守る取り組みにも、
貢献されています。
ガラスの透明感や質感、
光が当たった時の綺麗な輝きは、
ほかの素材には無い魅力ですね。
ぜひぜひ、これからの季節に
取り入れてみてくださいね。
2023.05.12 11:00 category:バイヤー裏話 家具
MARIO 電動リクライニングソファのご紹介
オリジナルソファの3作品目。
2018年からオリジナルとしてリリースし、
とても人気がある「MARIO ソファ」。
そのMARIOをデザインのベースとして
電動機能を付加した「MARIO 電動リクライニングソファ」
のご紹介です。

商品名を付けるのに悩みました、本当に。
「スーパーマリオリクライニング」か
「電動マリオブラザーズ」。
インテリアショップとして諦めました。

駆動部分はドイツ製の機械を使用しているので、
とにかく音が静か。
実際に座ってみると、
その静寂さを感じてもらえると思います。
元々のMARIO ソファのデザインとして、
なだらかなひじ掛けの曲線にこだわっています。
座った時に、肘から腕にかけて
ストレスなく置いていただけるように。
そのデザインがいかされているのが、
「リクライニングスイッチ操作のしやすさ」です。

ほかにはない、今期おすすめのソファです。
ぜひ、お店で座ってみてください。
ダブルデイオンラインショップでも
詳細を見ていただけます。
▼「MARIO 電動リクライニングソファ 2.5人掛け」はこちら
https://www.onlineshop.doubleday.jp/
dd/shop/goods/index.html?ggcd=d51-0278-a
2023.04.25 11:00 category:Antique バイヤー裏話 家具 未分類
アンティーク家具工房から小ばなし~vol.6
アンティークの家具や雑貨をあつかう工房で
話題となっているさまざまなことに対し
ちょっとだけお話します。
「箱物の初診」
収納するものによって
種類分けされる箱物家具。
お皿やグラスなどの食器を片付ける
「サイドボード・カップボード」
衣類をたたんで入れる
「チェスト・ワードローブ」
本や書物、小物やコレクションを並べる
「ブックケース・キャビネット」
お化粧したり、お手紙書いたり
「ドレッサー・ビューロー」
などなど、アンティーク家具の箱物を分けたら
ザっとこんな感じでしょうか。
海外からコンテナに積まれて
遠路はるばるやってくるアンティーク家具の箱物は、
長旅に疲れ、調子が悪い子も中には、います。
そんな子たちを初めに診断してあげるのも
工房のお仕事。
今回は、お家でもできるチェックポイントを紹介します。
箱物のいろいろなポイントを集約したこのサイドボード。
今日は、この子で解説いたします。

まずは下開き扉。
アンティーク家具の下開き扉は、
たいていがこのスライドする金具。
ストッパーがないため、下への衝撃に弱く、
扉側に付いているネジが取れがちです。

そんな時は少し大きめのネジで付けなおすか、
もとのネジ穴に接着剤を流しこみ、
竹串などを入れて、穴を収縮させて
ネジを付けなおしてあげましょう。
しっかり、かっちり付けなおすことができます。

つぎに引き出し。
大小さまざまな引き出しがありますが、
側面が擦れて開閉しにくいことが、ありがち。

引き出しの側面をよく見ると、
擦れた箇所が摩擦でテカっていたり
変色したりしています。
この子は、3段とも白く変色しております。


そんな時はテカっていたり
変色したりしている箇所を
サンドペーパーで少しずつ番手を変えて
削ってあげましょう。
仕上げにシリコンスプレーなどを
吹きかけるとよりスムーズに。
ストレス無く開閉できるようになります。
そして横開き扉。
たいていの横開き扉には、
鍵やキャッチ(留め具)が付いていますが、
この子の場合は磁石型のキャッチ。
カチッとしっかり止まらなくなってることがしばしば。
そんな時はキャッチを前後に動かして
付けなおしてあげましょう。
磁力が強すぎて、
しっかり閉まりすぎることがあるので
位置を調整しながら付けなおすのがコツ。


最後にスライド扉。
アンティーク家具のスライド扉は、
たいていが木かガラス。
レールの形状や材質にもよりますが、
ほとんどが取り外し可能です。
上下のどこかが擦れて
スライドしにくくなることもちらほら。
この子のように木製の天板と、
底面を削ったレールの場合は、
引き出しと同じように
擦れている箇所をサンドペーパーで、
少しずつ番手を変えて削ってあげましょう。
仕上げにシリコンスプレーなどを
吹きかけるとよりスムーズに。
ストレス無く開閉できるようになります。


これをもとにダブルデイの工房では、
初診に、このすべての内容を確認してから
全体のメンテナンスに取りかかります。
お家のあの子もこの子も、
一度診断してあげてください。
それではまた次回。
2023.04.18 11:00 category:キッチン ダブルデイグッズ バイヤー裏話
母の日にも!おすすめのギフトアイテム
今年は、5月14日が母の日ですね。
母の日だけでなく、
久しぶりにお会いする方や、お祝いなどに
ギフトを探されている方は多いと思います。
今回は、ほかには無い、
おすすめのギフトをご紹介します。
まずは、信楽で作陶されている
厳陶房さんで作っていただいた、
ダブルデイだけの箱入りギフトです。
厳陶房さんと言えば「さくらんぼ」と、
ダブルデイオリジナルの「イロイロまる」の
高台湯呑と5寸皿セット。

さくらんぼは、もう20年以上ずっと人気の
超ロングセラー柄で、
「これまでどんな新柄を作っても
さくらんぼ柄にはかなわない。」
と聞いて、果敢にチャレンジをしたのが
「イロイロまる」。
さくらんぼに負けず、奮闘中です。
100色以上の紙の中から選んだ、
とても綺麗なイエローの紙箱も、ポイントです。


次にご紹介するのが、動物マグと猫プレート。

猫マグが人気で、新アイテムを作りました。

ダブルデイオリジナルの犬マグは、
最初のサンプルが「牛」に見えて、、
何度も耳の長さなど
微妙な柄の調整をしていただいた苦労作です。
お店に並ぶ商品を見た時は、ジーンときました。

美濃焼の窯元さんで、1点1点手描きのため、
顔や表情が少しずつ異なるのがポイント。

最後にご紹介するのが、
インドのブロックプリントのエプロン。
気の遠くなるような時間をかけて
作られるファブリックは、
手仕事ならではのプリントのずれやかすれ、
にじみなどの味わい深さを持っています。
毎日の家事が楽しくなる華やか4色を揃えました。


ほかにも、ギフトアイテムを
多数揃えております。
大切な方への贈りものを、
ぜひ、ダブルデイでお選びくださいね。
2023.04.14 13:00 category:バイヤー裏話 家具
NOMADO SOFA(ノマドソファ)のご紹介
前回ご紹介したダブルデイオリジナルの
CALM ソファに続き、
今回もダブルデイオリジナル、そして新作の
「NOMADO(ノマド) ソファ」のご紹介です。

片肘だけのソファを企画しました。
右側のみ左側のみの2種類を用意しています。
片側にしかないメリットは、
ソファに座った際に実感していただけます。
両脇に挟まれる圧迫感がない事で、
スムーズに座ったり、立ち上がって移動するなどの
妨げにならない事。

脚を伸ばしてくつろぐ際にも
肘がない事でラクな体制を維持しながら使えます。
名前の由来は「NOMAD=遊牧民」。
リビングや家の中で遊牧民の様に、
散らばっている家族が、
「このソファに集まって欲しい」
「輪になって欲しい」という願いを込めて
NOMAD+O=NOMADOにしました。
オプションパーツとして
ヘッドレストやオットマンをご用意しています。

ぜひ、お店で座ってみてください。
2023.03.31 11:00 category:Antique バイヤー裏話
「英国ミッドセンチュリーの逸品・サイドボード」
春本番。窓から差し込む光で
家具の輝きも一層美しく見えるこの季節。
お部屋の主役になるアイテムをご紹介します。
先日イギリスから、
英国ミッドセンチュリーを代表するブランドの
サイドボードが入荷しました。

まずはYounger(ヤンガー)社のサイドボード。
かなり久々に入荷しましたが、
コンテナ荷受けの時点で
木目の美しさと色の深み、
艶感に圧倒されました。
左右対称の貫禄あるデザインの中にも
丸い取手がなんとも愛らしい
Younger社を代表する逸品です。
サイドから天板にかけての
バイカラーのコントラストも見事です。

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Younger(ヤンガー)社
1950年代から70年代にかけて
少量生産で高品質な家具作りを目指した
英国トップブランド。
同時期の他ブランドに比べ流通量が少なく、
昨今なかなか手に入らないブランドのひとつ。
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続いてNathan(ネイサン)社のサイドボード
こちらも他ブランドに比べ、
めったに入荷しないレアアイテムです。
扉のサークルデザインが印象的で
木目とのバランスも相まって
空間に奥行きを感じさせる逸品です。

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Nathan(ネイサン)社
1916年創業の英国ミッドセンチュリーを
代表するブランドのひとつ。
クラシックと北欧スタイルの融合で
オリジナリティあふれるデザインが魅力です。
Younger社同様、流通量が少なく
日本にもコレクターがいる人気ブランド。———————————————————————
見る角度によって
さまざまな表情があるサイドボード。
木のあたたかみと
独創的なデザインが生み出す
魅力ある逸品たち。
楽天オンラインショップでも
掲載しておりますので、
ぜひチェックしてみてください。
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▼ダブルデイ楽天オンラインショップはこちら
▼サイドボードのページはこちら
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2023.03.24 11:00 category:お料理 キッチン ダブルデイグッズ バイヤー裏話
朝食時間を楽しく!美味しく!
気持ちのいい春の朝。
一日の始まりに、お気に入りのうつわやツールで、
特別な食卓にしてみませんか。
そんな時におすすめのアイテムをご紹介します。

まずは、信楽焼のツートーンシリーズ。

信楽の立志窯さんで、ダブルデイオリジナルの
日常使いのうつわを作っていただきました。
素地のテラコッタの土の風合いと、
釉薬をかけたところのコントラストがとても良く、
最初見た時は、海外のうつわのようだなと思いました。
温かみがありながら、シルエットが綺麗なのがポイント。
軽くて薄いので、ぽってりしすぎていないところも◎
スクエアのプレートはリムが深めなので、
汁気があるものでもOK!
和食にも洋食にも使えます。

ボデガのようなカップは、一番のお気に入りで、
飲み物を入れても小鉢としても使えます。

何度も登場している画像のランチョンマットやトレーは、
インドネシアのロンボク島にて、
職人の手作業により作られています。
ラタンにポリエステルのテープを
1本ずつくぐらせ巻き付けています。
去年もとても好評だったものに、
今年はモダンでシックなブラックと、
明るいイエローを新色で追加。
柄を入れたり、異素材を加えたり、
サンプルを作ってもらったのですが、
結局シンプルなものが一番良く、採用になりました。
渋い和食器も、カラフルな洋食器も、
びっくりするぐらい色んなうつわを受け止めてくれる
包容力のあるラタンシリーズです。

最後にご紹介するのが、ケニアの工房で職人による手作りの
木製アニマルスプーン・箸置きと、
オリーブの木と牛骨をていねいに加工した
スプーンとコースター。
一目で虜になる動物たちです。
日本・インドネシア・ケニアと、
様々な国でていねいに作られたものばかり。
(ちなみに、最初の画像の食器の下のクロスは、ペルシャ更紗です。)

ぜひ、お気に入りのアイテムで充実した日々をお過ごしください。
2023.03.17 11:00 category:Antique バイヤー裏話
アンティーク家具工房から小ばなし~vol.5
アンティークの家具や雑貨をあつかう工房で
話題となっているさまざまなことに対して
ちょっとだけお話します。
「チェアのガタつき」
どちらも入荷してきたばっかりの
ダブルデイで人気のアンティークチェア(椅子)
なのですが、、
どちらも脚がガタガタ、、ガタついているのです。

皆さまのお家にお住いのチェアたちは
いかがでしょうか?
座り慣れていて、気にもしていなかったのでは
ないでしょうか?
ガタつきは、床との摩擦により脚先が擦り減って生じます。
気になりだしたらさっそく確認してみましょう。
とは言え、お家にはなかなか広くて平らな場所って
ないですよね。
そんな時は壁やガラス窓にすべての脚を
ぴたっと沿わせてみてください。
ガタつきがあるなと思ったら、脚のレベル(長さ)を
合わせてみましょう。


ダブルデイ工房には、ガラス板を何枚も重ねた
真っ平に近い台があるのですが、お家では
ダイニングテーブルなどでお試しください。

チェアを正面からみて、右前脚が擦り減っていました。
その場合は半対角線の脚(左前脚と右後ろ脚)の
どちらか長いほうをノコギリなどで切って
脚のレベルを合わせます。


つぎに切り口をなめらかにするため
面取り加工をほどこします。


最後にオレンジオイルなどを吹きかけて
馴染ませて完成です!
慣れていないと脚先を切るのが
難しいかもしれませんが
ぜひともチャレンジしてみてください。

なお、ダブルデイ工房では完成後
水平器で最終確認しておりますので
ご安心を。
それではまた次回。

2023.03.15 13:03 category:ダブルデイグッズ バイヤー裏話
ラグの魅力 「インドラグ」
今回は、インドラグのご紹介です。
インドは、古くから織物が盛んで、
その多くは手織りによって作られています。
インドラグは、通気性が良く、
さらっとした肌触りが特徴のインド綿を使用しています。
なんとも言えないやわらかさで、素朴な風合いが特徴です。
ダブルデイで取り扱いのある、天然木を中心とした家具や
アンティークの家具とも相性がぴったりなんです。
一年を通して使うことができ、
お部屋にやわらかい雰囲気を与えてくれます。

また、綿だけでなくウールを使ったラグもたくさん生産されています。
ウールは、吸湿速乾性と保温性に優れているのが特徴です。
染色により独特の深みある発色となり、
多彩な柄を表現することができます。
天然素材ならではのやわらかな風合いがありながら、
お部屋にアクセントを与えてくれます。

ダブルデイでは、インドラグをシーズンごとに選定しながら仕入れています。
手織りと自然素材の魅力がつまったラグ。
ぜひ、お部屋に取り入れてみませんか。