2016.05.13 11:30 category:未分類
野田琺瑯 出張レポート(後編)
お待たせ致しました!
前回の「野田琺瑯 出張レポート(前編)」から少し間が空いてしまいましたが
野田琺瑯さんの工場見学の後編をお届けします。
前編では「型作り」の工程を見学させていただきましたが、
今度は「琺瑯がけ」の工程です。
琺瑯がけをする工場は型を造る工場から車で
15分~20分程離れた別の所にあり、
型作りの工場とは違いたくさんの作業員の方がいらっしゃいました。
まずは型工場より運ばれてきた製品を熱湯消毒からスタートするそうです。
写真の大きなかごの中には、びっしりと
商品並べられています。
この並べる作業ももちろん、人の手でされています。
熱湯消毒された型はまず、下地塗りから行われます。
(グレーの色のモノが下地塗りしたものです。これはこれでかわいいですよね。)
下地塗りの作業はとても重要で、
琺瑯が剥げた時に錆びとなるのを防いでくれるそうです。
下地塗り・色付けされた商品は小さなゴンドラのようなもので
工場の上部を流れて一周していきます。
ゴンドラに流れている間に下地塗りの修正や琺瑯がけなど、
あらゆる箇所であらゆる工程が行われていくのです。
こちらは大きなはさみのような工具で琺瑯をかけているところです。
この作業がなかなかの難しさ・・・
琺瑯をドボンと付けるのでは無く、
サイドから少しずつ付けていきクルクル回すことで
琺瑯を全体に広げていくのです。
(文章ではなかなか伝えられない作業でした。)
ドボンと付けてしまうと琺瑯の付き方にムラが出てしまうようです。
琺瑯がけは基本的には2回行われ、
このような場面が工場の2カ所で見ることができました。
琺瑯がけされた商品はそのままゴンドラで運ばれ、
焼き付けの作業に入ります。
この窯はおよそ850度に設定されており、
ここをゆっくり通ることで釉薬がしっかり焼き付くのです。
今回は特別に窯の写真を撮らせて頂いたのですが、
850度の温風が流れてくるので撮るのも一苦労・・・
でも、なかなか見ることができない
貴重なものを見せて頂きました。
最後の工程として
琺瑯がけされた商品の底面に
野田琺瑯のマークを付けていく作業をされていました。
野田琺瑯さんの商品をお持ちの方には
おなじみのあのマーク!
ゴム印のようなスタンプで1つ1つ印を付けられていました。
私の中ではこの作業が一番、衝撃的だったかも・・・
この作業が終わるとそのまま乾燥させながらゴンドラは進み、
ふたとのセッティング、バーコード貼り、箱詰め等の作業を経て
私たちの手元に運ばれてくるのです。
今回、野田琺瑯さんにお邪魔させて頂き
どの作業にも人の手が加わり、こだわって作られている過程を見て、
日本のものづくりのすばらしさを更に感じました。
また、今まで以上に野田琺瑯さんの商品に愛着が沸き、
私のコレクションが増えたのは言うまでもありません・・笑
ぜひダブルデイで野田琺瑯さんのアイテムを
手に取って“日本のものづくり”を感じてみてくださいね。
2014.06.27 11:30 category:未分類
インドのブロックプリント
我が家のテーブルクロスは、
ダブルデイオリジナルのインド製ブロックプリント。
柄や色が綺麗で、
大人っぽいところがお気に入り。
エスニックすぎず、洋食器にも和食器にも
合わせる事が出来ます。
これらは全て、インドのジャイプールという古都で作られた
伝統的な技術「ウッド ブロック プリント」のもの。
木製の型(判子)を1色につき1つ手彫りで作り、
柄がずれないよう職人の手でひたすら押していきます。
(1枚のテーブルクロスでも3色使いだと3種類の判子が必要で、
何度も重ね押ししていくそうです)
初めてそれを聞いた時は、
なんて気の遠い作業!?
と、本当に驚きました。
そして、少し先ですが・・・
8月にお店に並ぶ新作は、本当に素敵!!
全部欲しいぐらいです!
2014.06.25 12:00 category:未分類
ハグみじゅうたん 手織りマットが届きました。
2月から3月にかけてDOUBLEDAY各店を巡回していた「ハグみじゅうたん」のイベント。
普段は取り扱っていない「手ざわり」「手おり」シリーズも展示したことで、
たくさんのお客様にご来店いただくことができました。
改めてお礼申し上げます。
さてそんな盛況なイベント期間中、こっそり私も玄関マットを1枚購入いたしました。
私が購入したのは、ハグみじゅうたんの数あるラインナップの中でも
最上級と言われる「ておりシリーズ」。
とても希少性の高いもので、
1センチ四方に約20の結びという気の遠くなるような細かさで手織りをしています。
上質な羊毛の油分を適度に残していることで、柔らかさ、光沢があり、
素足など直に肌に触れることで、その素晴らしさが実感できるものになっています。
じめじめとした梅雨の季節だし、
ウールってなんか暑そうだなって思われた方いらっしゃいますか?
けっして、そんなことはございません。
超上質なウールだからこそ、真夏も含めて1年中快適に使用することが可能です。
またこの商品、実はその生産の細かさから大きなサイズのものですと
3か月もの時間がかかるようです。
私が注文した商品は玄関マットサイズでしたが、
人気商品のため、2か月ほどかかりました。
でもこんなに手間ひまかけて作られているんですもの!
いくらでも待ちますとも!
というテンションでおりましたので、
我が家に届いた時のうれしさはひとしおでした。
さっそく素足で踏みしめてみました。
柔らかいウールが密集しているけど、まったくちくちく感がなく、やさしい肌触りです。
そんなやさしい触感に「あーきもちいい!」と声を上げてしまったほど。
メーカーさんの保証期間はなんと12年。
本当に自信の逸品なのです。
これから永くずっと使っていけるアイテムだと実感した週末でした。
2014.06.20 11:00 category:未分類
木製のキッチンツールとカトラリー
2014.06.16 11:00 category:未分類
Vintage Wood Box
前回のDAY’sでは、『Printer’s Tray』のお話をしましたが、
今回は、数十年前のイギリスで、
収穫した野菜を市場まで運搬する時などに使っていた木製の浅い箱のお話です。
イギリスでの買付の際、アンティークディーラーからは
「ポテトが入っていた箱だ。」と教えられました。
一般的にはこういう箱は、状態が良くない事が多く、
ガーデニング用に野外で使われることが多かったりするのですが、
ダブルデイが買い付けた数十個は状態が非常に良かったので、
自分でも購入し、我が家で嵩張って困っていたデニムやパンツをたたんで収納するのに使っています。
今回は久々に撮影番長のMEIが登場。
撮影前のチェックに余念がありませんでした。
2014.06.13 11:00 category:未分類
Vintage Clocks
「古い物」が好きな私。
これまで古い車や古いバイク、古い家具、古い家など
いろんな「古い物」を手にしてきました。
家具などの経年変化を楽しむ物、
車などの当時の無骨な素材感などをいかに当時の状態のままであるかを楽しむ物、
古い物の魅力は様々です。
そんな古い物達ですが、
共通して購入時に線引きしている事があります。
それは、今でも使える事!
動かない車や使えない家具はどんなに古くても興味がありません。
そんな中、ひとめ惚れして購入したものの、
上記の線引きから逸脱しているのではないかと思う物があります。
それは古い時計達です。
何故逸脱していると思うかは後ほど。。
ドイツの蚤の市で見つけたビンテージの時計ですが、
今回ご紹介する時計はドイツの老舗時計メーカー『Junghans社(ユンハンス)』の
陶器製の掛け時計と、ドイツの老舗家電メーカー『KRUPS社(クラップス)』の掛け時計です。
Junghans社は1861年創業の歴史のある時計メーカーで、
世界で初めて電波時計を作ったメーカーとしても有名です。
そんなJunghans社の1960~70年代の時計に一目惚れし購入しました。
ドイツのデザインはどちらかと言うと無骨でシンプル、工業的なイメージがあったので
陶器製のフレームで可愛らしい雰囲気×Junghansっていうだけで即買いでした。
こちらは1846年創業のKRUPS社の時計で、
見た目はシンプルな、いかにもドイツっぽいデザインです。
でも気に入ったポイントは、時刻調整方法で、
時計の針自体を表面から動かすタイプなのですが、
枠全体がカバーのようにパカッっと上に開きます。
まぁメーカーは時計メーカーではなく家電メーカーなので、
今でいう家電量販店で売られていたようなモデルだろうと思います。
さて、長々とドイツメーカーについて書いちゃいましたが、
話を戻しまして、何故この古い時計達が購入時の線引きから逸脱していると思っているかですが。。。
お察しの通り時間が合いません。
結構な頻度で狂います。
まぁそんな事になるだろうとは購入時から予測はしていましたが、
今でも使える事である基準を満たすため、毎日自宅で使っています!
実質ほぼオブジェ化しつつありますが電池を入れて稼動中です。
でも今後は「古い物」を幅広く楽しむために、
購入時の線引きを、
「今でも使える事」から、
「今でも動く事」に
変えようかと思います。
精度を求めない事も、「古い物」を楽しむためのコツかも知れません。
2014.06.11 11:00 category:未分類
ウイスキーボトル
先日ご近所にあるアイリッシュパブに出向きました。
ウイスキーのソーダ割を飲んでいる方を多く見かけましたが
ハイボールブームの影響か、若い人に多くなっているとのこと。
私はウイスキーにはあまり馴染みがなく、
銘柄もよくわかっていないのですが、
カウンターに出された美しいボトルに思わず目がとまりました。
こちらは、ポピュラーなアイリッシュウイスキーです。
アールヌーボーなイメージのデザインはイギリスの
ガラスアーティストのデザインによる限定ボトルなのだそうです。
そしてこちらもよく知られたバーボンウイスキーのリキュール版。
ラベルではなくボトルに七面鳥のシルエットがプリントされています。
他にもいろいろありましたが、美しいボトルデザインは
高価な洋酒じゃなくても楽しめそうですね。
さてダブルデイでは、
冷たい飲み物を冷たいままで飲むことができる
『飲み頃タンブラー』を絶賛販売中です。
ステンレスの真空断熱構造で熱を遮断するため、
冷たいものは冷たいまま、温かいものは温かいまま頂けます。
和食器との相性もばっちりで、
来客時のテーブルにお出しすると喜ばれること間違いなし!
ウイスキーソーダやビールを楽しむ時にもオススメですが
アイスコーヒーにもいいのではないでしょうか?
2014.06.09 11:00 category:未分類
ローズマリーのリース
5月の晴れた休日。
庭のローズマリーを剪定したところ、
捨てるのがもったいない量になったのでリースを作ってみました。
リースと言っても必要な材料は細いワイヤーだけ。
枝と枝を適当にワイヤーで繋いで丸く仕上げます。
ローズマリーは枝が柔らかいので円型にするのも簡単です。
丸くリース状になったローズマリー。
このままでもシンプルでステキかなぁ、と思いましたが、
アクセントが欲しい。
お庭に目を向けると、可憐に咲く小さな花達が目に入ったので
何輪か頂戴しアンティークゴールドのリボンをつけて完成。
玄関扉にかけると、玄関先が一気に華やかに。
長めのリボンをつけて室内のドアノブにさげてみたり。
ハーブで作るリースはドライにしても楽しめるのが良いですね。
他にも、小さめのリースをキャンドルホルダーと合わせたり・・・と使い途は色々。
自然素材とのコラボに癒された休日でした。
2014.06.06 11:00 category:未分類
出会い
家具を探すとなると、新しいものにはどうしても目が行かず。
やっぱり、選択肢はアンティークになってしまいます。
そういえば…うちに新しい家具ってあったっけ?
アンティーク家具を探す時、サイズや用途はもちろん!条件のポイントですが、
「出会っちゃった」的な買い方をしてしまう(要するに、さして探し求めてもいないのに、急ぎで要るものでもないのにえいや !と買ってしまう)時は、
パーツやデザインなどに、もう惹かれ過ぎて、忘れられなくなって買ってしまう…
というのがアンティーク好きな方にはお分かりいただけるポイントかと。
これらも、どうしても必要に迫られて買ったというよりは、
「え~、買っといた方がいいよね、これ」
と無理矢理事情を託けて買ってしまったものたちの、惹かれポイント。
パーツや装飾にやられてしまい、
「うちにおいで 」と思ってしまう悪い癖。
あ。ちょっと前にDAY’s仲間のブログに登場したイギリスのチェストも、
もしや勢いで…
でも、やっぱり買ってよかった となるのです。
だってアンティークは「出会い」なんですもの。
2014.06.02 11:00 category:未分類
glassあれこれ。
日差しが眩しく、夏の足音を感じる今日この頃。
食卓にガラス素材のものがあるだけで、爽やかな雰囲気になりますね。
例えば、こんな風に小さいグラスに
ピクルスを入れてみたり…
サラダを入れたガラスボウルを、
陶器の器の上に置いてみたり…
なんてことのないサラダが、
いつもとはちょっと違って見えるなぁ・・・
なんてあれこれ組み合わせを変えて、楽しんでいます。
普段使いのグラスで一番気に入っているのは、
ダブルデイでも一部取り扱っているフランスの「ラ ロシエール社」のもの。
フランスで最古のガラス工場で、
なんとおよそ500年前から同じ製法でガラスウェアを作っています。
素朴でぽってりとしていて、あたたかみがありながら、クラシックな佇まいがあるところ、
フランスではカフェで業務用にも使われており頑丈で割れにくいところがお気に入りポイントです。
季節を感じながら、毎日の暮らしを楽しんでいきたいものです。