2023.05.26 11:00 category:DIY・リノベーション 家具
◆KLASICOLLEGE×DOUBLEDAY-Vol.2
大阪市港区築港エリアにある、
リノベーションショールーム
「KLASI COLLEGE(クラシカレッジ)」が、
5月13日にリニューアル。
“暮らしを2倍楽しむヒントに出会える場所”
として展開している
ダブルデイのショールームの場所も変わりました。

ナチュラルなフローリングがあるスペースには、
ヘリンボーン柄の天板が印象的な
ダイニングテーブルと
ERCOL(アーコール)のチェアを合わせて、
全体的にシンプルで木の素材感を感じる
雰囲気を出しています。
お店と違って、キッチンカウンターと一緒に
家具を展示しているので、
お家の中で置いた時のイメージがわきやすいです。



窓から入る日差しを感じられるのも、良いですね。

古いビルの壁や床の雰囲気が残る空間には、
G-PLAN(ジープラン)のダイニングセットを中心に、
深みのあるチーク材の家具や、
古木を使った家具を置いて、
ビンテージ感を出しています。
やはり経年を感じる素材のものがあると
奥行のある空間になります。


床や壁の色によって家具を選び、
自分らしい居心地のよい空間を作っていくのが
リノベーションの良さだと思います。
季節がかわる時期は、
お部屋の雰囲気も変えてみたくなりますよね。
新しくなったKLASICOLLEGEで、
自分だけの空間づくりを参考にしてみてください。
2023.04.11 11:00 category:Antique DIY・リノベーション 家具
KLASI COLLEGE × DOUBLEDAY –VOL 1-
ダブルデイでは2021年から
法人様向けに家具のレンタルサービスや
モデルルームなどのコーディネート提案を
スタートしました。
その取組みとして、大阪港区にあるリノベーション会社
美想空間が運営している、
“リノベーションで変わる暮らしが体感できる複合施設”
「KLASI COLLEGE(クラシカレッジ)」の中に
ダブルデイのショールームがあり、
”暮らしを2倍楽しむヒントに出会える場所”として、
アンティーク家具を中心に展示しています。
今月から定期的にこちらのショールームの
ご紹介をしていきたいと思います。

ダブルデイで多くの方に人気の
ERCOL(アーコール)の
ドロップリーフテーブルとチェアのセット。
60年以上前の古いビルの中は、
壁や床、階段など、時を重ねた落ち着いた雰囲気と
ショールームの大きな窓から差し込む日差しをうけて
爽やかな印象で、素材感が映えています。
ドロップリーフテーブルは
天板の調整でサイズを変えられるので、
用途やスペースにあわせて使えます。
ERCOLはチェアもデザインが色々とありますが、
今回は丸いカーブがかわいらしい
フープバックとシンプルな
スティックバックを合わせました。


テーブルの後ろは、
デンマークのブックケースを
食器棚として置いています。
イエローの食器の差し色や、
ガラスベースのクリアな質感で、
春らしさを出しています。
デンマーク家具はシンプルながらも、
横から見た時の曲線のフォルムや
扉の取手のデザインなど
細かなところがアクセントになっています。


窓際のロッキングチェアは、現代のものですが、
ナチュラルな雰囲気でアンティーク家具と合っています。
今からの時期だとゆっくり揺られながら、
くつろぎたいですね。

リノベーションもアンティーク家具も
経年した良さをいかして現代のものと融合させ、
受け継いでいく所が共通点だと思います。
「KLASI COLLEGE」は現在リニューアル工事中ですが、
5月13日にリニューアルオープン予定です。
次回はリニューアルした空間をお届けしたいと思います。
※ショールームの家具については箕面店にお問合せください。
2023.02.10 11:00 category:Antique DIY・リノベーション
ビンテージ感あふれるアイアンパーツ
営業時間をお知らせする店頭看板。
先日訪れたアンティークショップで
ビンテージのアイアンアルファベットや
数字パーツを見つけたので作ってみました。
書体も質感もバラバラなパーツを集めて、
配置を考えるのも楽しく、
完成した看板をご覧になったお客様から
「どうやってくっつけたんですか~」など
お声掛けいただいてDIYの話で盛り上がっています。
アイアンの雰囲気は
店頭で展開している植物や
ビンテージ雑貨との相性も良く、
今後もカスタマイズしていく予定です。
2月に入り、春はもうすぐという季節ですが、
新生活のお引越しや気分転換の模様替えで
どんなインテリアにしようかな?と
考えている方も多いと思います。
そこで今回は簡単に取り付けできて
お部屋の雰囲気もガラッと変わるアイアンパーツを
ご紹介します。
ビンテージ感漂うアイアンパーツは
同じ商品でも個体差があり、
色味や雰囲気も少し違って見えます。
古材と組み合わせたものなど、
お部屋のスタイルや用途に合わせて、
チョイスしていただけます。
様々な種類のタオルハンガーやペーパーホルダー、
マガジンラックや棚、フック類、
スマホ充電の際にも便利なコンセントプレートなどなど。
面倒な作業は苦手という方でも
ほとんどのアイテムがプラスドライバー1本あれば
簡単に取り付け可能で、ネジも付属しております。
空間に1ヶ所プラスするだけでも、
変化が出るアイテムの数々。
楽天オンラインショップでも
随時商品をアップしてまいりますので、
ぜひチェックしてみてください。
———————————————————————
ダブルデイ楽天オンラインショップはこちら
アイアンパーツのページはこちら
———————————————————————
2022.12.02 11:00 category:Antique DIY・リノベーション
アンティーク家具工房から小ばなし~vol.3
アンティークの家具や
雑貨をあつかう工房で
話題となっている様々なことに対して
ちょっとだけお話します。
「今年の汚れ 今年のうちに♪」
毎年、お馴染みのこのフレーズを
口ずさんでしまいますが。
そろそろですよね。
今年もこのご時世、
お家にいる時間が長かったので
部屋の色々なところが気になりました。
あら、、、
なんか、、、
家具、、、きたなくない?
毎度、海外からコンテナに
ぎゅうぎゅうに積み込まれて入荷してくる
アンティーク家具たちも汚れているものが
ちらほらあります。
そんな汚れをキレイにいたしましょう♪
今回はお家でも簡単にできる
ダブルデイ工房のお掃除方法をご紹介します。
ご用意いただくのはこちら。
番手が細かいスチールウール。
こちらは工房の職人が使用している
ボンスター業務用の超極細(NO.0000)。
スチールウールを切る用のはさみ。
固形の汚れを落とす用のカッター。
それと、写ってはいませんが
除光液などのシンナーもご用意ください。
お掃除するものはこちら。
今回のコンテナで入荷したG-Plan(ジープラン)
背もたれがアルファベットWの形をしたチェア。
それとチーク材のブックケース。
どちらも黒ずみとペンキのような汚れが
目立っています。
それでは、はじめにスチールウールを
手頃なサイズに切り取って。
ちょきちょき。
シンナーを含ませて。
ごしごし。
カッターの刃ではないところを使ってこりこり。
刃が当たると、傷がついてしますのでご注意を。
これを幾度と繰り返していきます。
ただし、力を入れ過ぎたり、時間をかけすぎると
家具自体の色剥げになるので
こちらもご注意を。
そして最後はお馴染みのハワード社オレンジオイルで
きれいにクリーニング。
とても綺麗に黒ずみとペンキよごれが落ちました!
スチールウールがなければ
細かく研磨できるスポンジなどでも代用できますよ。
ご注意いただくのは、ほんと
やり過ぎないように
ゆっくり、しっかり。。。
それではまた次回。
2022.09.09 11:00 category:Antique DIY・リノベーション バイヤー裏話 家具
未来へ繋ぐアンティーク家具 ~出張日記 Vol.2~
9月に入り、少しずつですが、
秋の気配を感じますね。
店舗では秋のお引っ越しや
ライフスタイルの変化に合わせて、
テーブルやチェア、サイドボードなど
アンティーク家具のお問い合わせも増えてきました。
アンティークの魅力とは?
前回に続き、
出張で訪れた静岡のアンティークショップ、
見学の様子をお伝えします。
数10年~100年以上時代を経た家具たち。
今もなお輝いて見えるダイニングセット。
現代でも支障なく使えるようにするためには
工房職人によるメンテナンスは欠かせません。
今回は特別に工房も見学させていただきました。
塗装を行う作業場には
塗料や工具類がずらりと並んでいます。
この雰囲気、工房ならではの感じで
大好きな空間です。
塗料の調合でそれぞれに合った着色を行うため、
色見本も置かれていました。
写真では伝わりづらいですが、
色だけでなくツヤ感もコントロールできます。
店頭には
使われなくなった天板や脚部なども
販売されています。
パーツ一つ一つが歴史ある品物。
現代ではなかなか手に入らない
貴重な木材を使用したパーツもありました。
次はどんな場所でどんな形で活躍するのでしょうか。
イギリスからきた家具が
日本の職人によって修復され、
実際の生活で使う家具として蘇る。
モノを大切にし、永く使い続ける。
今の時代にマッチしたアンティークのあり方を
再認識したひとときでした。
2022.08.16 11:00 category:Antique DIY・リノベーション
アンティーク家具工房から小ばなし~vol.1
アンティークの家具や雑貨をあつかう工房で
話題となっている様々なことに対して
ちょっとだけお話します。
その①「このERCOL(アーコール)本物?」
ダブルデイで取り扱うアンティーク家具のなかで
一二を争う人気のブランドから今回はERCOL。
世界中でも認知度が高くシンプルなデザインのため
フリーマーケットやネットの出品でごくまれに
似ている家具が混ざっていることがあります。
しっかりとERCOL社のシールが張り付いているものや
刻印がはいっているものを選ぶとほぼ間違いないです。
テーブルは天板をささえているフレーム、
チェアは座面の後ろ側、
サイドボードやキャビネットは扉の中に張り付いています。
よく目にするのがこの2種類のシールと刻印ですが
年代によって新旧いろいろなデザインがあります。
とは言え50~60年前のアンティーク家具なので、シールが
外れていたり、座面が汚れているものがほとんどです。
根気よく探してみるのもまた楽しみにのひとつになりますよ。
その②「クランプが挟まらないところ、どうするの?」
ほぼ毎日アンティーク家具の修理、
補修をおこなう工房ですが
お客さまや店舗スタッフからいろいろ質問があります。
「アーコールの八の字になっている脚をなおすにはどうすればいいですか?」
と尋ねられました。
当時はしっかりしてたのに、
気がついたら脚の連結部分が
抜けたような状態になっていることはよくあります。
ERCOLのチェアやサイドボードなどの脚部は
前後で八の字になっているものが多く、
真っすぐにクランプで挟んでも抜けてしまいます。
斜め用のクランプもありますが
そういったときは、ロープと木の棒をつかって
簡単な修理ができます。
木の棒がないときは鉛筆やボールペン、
割りばしなどで代用してみてください。
圧着したいパーツ同士にロープをかけ
輪っかの中に木の棒をさして
あとはクルクル巻きつけていくだけです。
単純ですがかなりの圧着具合です。
簡単なのでお家でもできます。
巻き過ぎるとロープが切れることがあるのでご注意を。
それではまた次回。
2021.04.13 11:00 category:Antique DIY・リノベーション 家具 趣味
ERCOLテーブルをメンテナンス
あっという間に街がピンクに染まり
あっという間に木々が新緑に輝きました。
皆さま、新しい生活には慣れましたか?
わたしはまだぜんぜん慣れません、、、
でも、焦らずゆっくり
自分のペースで行きましょう。
というわけで
今回はERCOL(アーコール)テーブルの
メンテナンスをご紹介します。
ERCOLのなかでも
なかなかお目にかかれないスクエア型の
ドロップリーフテーブル。
構造はお馴染みのラウンド型とまったく同じです。
パーツが少ないわりには頑丈で
計算されつくした
無駄のないデザインです。
片側だけ拡げて使うもよし
どちらも拡げずに使うもよし
とにかく万能です。
裏返してみると、、カブトガニみたい。
ここが天板が伸張する仕組み。
支え木が左右にスライドするだけの単純な構造なので
錆以外の不備はほとんどありませんが
天板と接触する箇所が擦れてギシギシ音が
鳴ることがあります。
フェルトなどを挟んで隙間をうめて解消しましょう。
天板を外すとこのような脚部構造があらわになります。
よくある不具合がこの脚部の緩みです。
フレームと脚部の接着が劣化し、グラグラになっていることが
よくあります。
楔を入れ直して強度を復活させましょう。
でも、もとの楔を取り除いて新しく作成した楔を打ち込むのは
一筋縄ではいきません。
ポイントは楔をしっかり奥まで打ち込むことです。
今回はERCOLテーブルをメンテナンスしました。
これを参考にメンテナンスに挑戦してみてください。
2021.03.19 11:00 category:Antique DIY・リノベーション 家具 趣味
ダイニングテーブルをメンテナンス
きまぐれな天候にまどわされる浅い春
ようやく桜の芽がふくらみ始めてきました。
新しい生活がいよいよ始まりますね。
というわけで
今回はダイニングテーブルのメンテナンス
をご紹介。
数あるテーブルの中でも構造が複雑で
メンテナンスのポイントが他のテーブルと
異なるゲートレッグテーブル。
脚がゲート(門)のように開閉することからこの名がつきました。
折りたたみ式テーブルは使い勝手がよく
近年のお部屋事情からダイニングテーブルとして
使用されることが多いです。
使用しない時はこのように収納されます。
使わないときはクローゼットなどに
閉まっておけばお部屋を広く有効に
活用することができますね。
テーブルを裏返して構造を見てみます。
複数の蝶番と金具が開閉の仕組みとなっています。
この蝶番を主としてメンテナンスします。
これは脚の金具です。
スムーズに左右開閉するか確認。
錆びて動きが悪い場合は潤滑剤を注入します。
もっとも重要な箇所が天板です。
開けた天板の境目にすき間・段差がないか
入念に調整します。
調整したら天板が水平か必ず確認します。
劣化がすすみ、パーツごとにばらす場合は
接着剤を塗り直して、
ばらした逆の順番で組み直します。
構造が複雑でパーツが多いので
間違えないように必ずマーキングします。
組立説明書の代わりに画像をとることを
おすすめします。
今回はG-PLANのゲートレッグテーブルを
メンテナンスしました。
また次回もお楽しみに。
2021.02.26 11:00 category:Antique DIY・リノベーション 家具 趣味
G-PLANコーヒーテーブルをメンテナンス
日差しがだんだんと暖かくなるにつれて
季節の入れ替わりを感じ、ただそれだけで
心地よい気分になるこの頃。
いよいよ春ですね。
冬眠していた動物と同様
身も心も開放しましょう。
というわけで
これまではいろいろなチェアの
メンテナンス方法をご紹介しましたが、
今回はコーヒーテーブル。
G-PLAN(ジープラン)ガラストップの
ラウンド型をメンテナンスしていきます。
オーバル型やレクタングル型など多種にわたる
G-PLANのコーヒーテーブル。
シンプルで飽きのこないデザインは
構造もいたってシンプル。
まずは天板フレームと本体をばらします。
はじめに固定されているネジを外します。
そのあとはマーキングをおこない
ハンマーでたたきます。
シンプルな構造ゆえ、特に難しいポイントは
ありません。
それでもやはり木材です。
力加減には気をつけて、角度を気にしながら
ばらしてください。
ばらした後は
パーツごとに劣化した接着剤を取り除いていき
同じ箇所に接着剤を塗り直して
ばらした逆の順番で組み直します。
単純な構造ですが
パーツがわからなくなることもあります。
そのつど写真などに納めておくと安心ですね。
今回はG-PLANのコーヒーテーブルを
メンテナンスしました。
次回のアンティークメンテナンスもお楽しみに!
2021.02.05 11:00 category:Antique DIY・リノベーション 家具
G-PLANチェアをメンテナンス
まだまだ寒い日が続く毎日。
暦では初春ですが
そろそろ暖かい風を感じたいですね。
ゆっくり外を出歩けませんが
そろそろ新生活の準備をはじめたいですね。
というわけで、
これまでのチェアのメンテナンス方法に加えて
大人気のアンティーク家具ブランド
G-PLAN(ジープラン)のチェアをメンテナンス。
数あるG-PLANのチェアの中から
Fresco(フレスコ)シリーズを選びました。
まずはデンマーク系のチェアと同様に
ネジで固定されている座面をはずします。
ネジの本数が3本か4本かで作られた年代が
異なるそうです。
この状態からパーツすべてをばらしていきます。
さっそくですが、このチェアで最大の難所。
4本の脚を支える×状のパーツです。
一本の木を削りあげた細く繊細なこのパーツは
とても折れやすいので力加減や角度をとくに
気をつける箇所です。
しっかり接着されていれば、無理してばらす
必要はないのでご注意を。
あとは劣化した古い接着剤を
確認しながらばらしていきます。
パーツごとに古い接着剤を取り除く
クリーニングを行い、
同じ個所に接着剤を塗り直して
ばらした逆の順番で組み直していきます。
順番が分からなくなることもしばしば。
ばらす際に写真や動画などにおさめておくと
分かり易いです。
今回はG-PLANのチェアをメンテナンスいたしました。
在宅時間を利用してぜひ
チャレンジしてみてください。