信楽焼 宇田 隆和さん


ダブルデイでも長くご紹介している
宇田さんの器は、やわらかな白の釉薬と
手仕事ならではの温もりが魅力です。



料理を美しく引き立てながら
毎日の暮らしに自然と馴染む器として
私も毎日のように、自宅で使っています。



実は昨年、宇田さんは
ご自宅の屋根から転落されるという
大きな事故に遭われました。
骨折による入院と療養が続き
しばらく作陶から離れざるを得ない状況となり
その後のご様子を案じていました。

しかし、そんな療養期間の中でも
宇田さんは前を向き続けておられました。
入院中には新しい窯の導入を決意され
退院後の制作再開に向けて
準備を進められていたそうです。


先日、久しぶりに工房を訪ねる機会がありました。
そこには以前と変わらない穏やかな笑顔の
宇田さんの姿があり
私もほっと胸をなでおろしました。


新しく導入された窯についても
楽しそうにお話しくださり
その表情からは再び作陶に向き合える喜びと
新たな作品づくりへの意欲が感じられました。


工房には製作途中の器が並んでいます。



ひとつひとつ丁寧に作られた器には
信楽の土の豊かさと
ものづくりへの真摯な想いが込められています。

困難を乗り越え、新たな窯とともに
再び歩み始めた宇田 隆和さん。
これから生み出される作品の数々にも
ぜひ、ご期待ください。